何故NixOSなのか?
筆者はNixOSというOSを日常的な場面でも愛用しています。それは何故か、お答えします。
何故Windowsで満足しなかったのか?
起動しないからです。 Windowsをある程度長期間にわたって使った方ならこの感覚は分かって頂けるものと思います。
Windowsのアップデート、放置する人に心当たりはありませんか?
「重いから」という人は頭がXPで止まってるだけです。このご時世ですから、アップデートは必須ですよ。
「動かなくなるから」必須と認識しつつも手が止まる人は大抵こっち。
いや、本当に起動しなくなるんですよ。 悪名高い1803を筆頭に、多数の地雷が更新を自称して配布されていたのが実情です。
何故Mac系列を触ろうともしなかったのか?
嫌いだからです。 Macなら安心?前節を読んだならそんな意見は言えないはずです。 クローズドソースなOSかつベンダーが更新を担っている以上、本質的な問題はWindowsと一緒ですよ。
露骨な囲い込みも気持ち悪いですね。 ソフトウェアは勿論、Apple特有の端子とかいくつあるんですか。全部Type-Cになりましたよ。
何故NixOSに落ち着いたのか?
起動するからです。
NixOSの更新ですが、現在起動している環境へのアクセスを保ったまま、次の環境へと移行してくれます。 ブートローダで前回の環境が選択できるんですよ。 これだけでほぼ常用が確定するんですが、パッケージの揃い具合も半端ではありません。 デスクトップ環境も安定してますし、起動時の挙動も痒い所に手が届きます。
全て設定できます。失敗しても、起動はします。
設定ファイルが1箇所に纏まっているので再現性が非常に高いだとか、 NixOpsでクラウドへのデプロイが容易極まりないだとか、 nix-shellでパッケージの試食が手放せなくなっただとか、 そういうオマケが付いてくるのはNixOSの設計が優れている点なのですが、 そんなこと考えるまでもなく、起動するという一点において、NixOSをオススメします。
最後に。自作PCに載せるLinuxですが、是非NixOSを検討してください。 特に新しいCPUで組んだ場合が典型的ですが、ドライバが最新カーネルでのみ更新されることが多々あります。 他のLinuxより新しいカーネルがインストールされる傾向にありますし、何ならカーネルのバージョンも指定できます。 DebianよりもGentooよりも、新しいカーネルを簡単に設定できますよ。というかこの系列以外は手動ですよマジで。